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2018.09.05
【ブログ】 創業70周年を迎えました

今月9月でタカラは創業70周年を迎えました。
統計上の数字によると50年以上続く会社の確率は
わずか数パーセントとのこと。
そこからいくと、70年会社を継続するということは
たいへんなことなんだ、と改めて感じます。


昭和23年9月に香川県小豆島で、初代米倉明治社長が
当初は洋裁学校としてスタートさせました。
戦後間もない時代で男性が少なかったこともあり、
女性が自立する必要を強く感じてのことでした。
その後昭和32年に会社が設立され、ここまで来ましたが
今も引き継がれている創業の精神は「人間教育」です。


女性も手に職をつけ、経済的にも自立する必要性がある。
それと同時に、子供を育てていくためには「文化・教養」も
身につけておかなければいけない。
昼間、会社では洋裁の技術を、仕事が終わってからの洋裁学校では
むしろ人間として必要な教養の授業が主体になっていた、と聞きます。


明治初代社長はホトトギス派の同人でもあり、
今も小豆島のメイン工場の正面には、
「働きつ 卒業までに こぎつけし」
の句碑が残っています。
この創業の精神は、今も
「文化」「教養」「感性」プラス「技術」
という理念の形となって引き継がれています。